こんにちは、パルプンテトモです~。
なんかニュース見てたら、来年のGWが10連休になるかも!政府が最終調整に入ったYO!とのことではありませんか。
私は長いお休みの間は裏番組派ですが、できるものなら数十年に一度の瞬間に立会いたいなあ、という思いはあります。
今上陛下が2019年4月30日に退位され、翌日5月1日に皇太子さまが即位されることが決まりましたね。それに伴い、皇太子さまが新天皇に即位される2019年5月1日を、この年に限り祝日にする方向で最終調整に入りました。
…あ、2020年以降もずっと5月1日が祝日になるわけじゃないんですね、勘違いしてました^^;。
2019年のGWは10連休に?
根拠は次のとおり。
国民の祝日に関する法律
第三条 「国民の祝日」は、休日とする。
2 「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。
3 その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。
つまり、皇太子殿下が即位する5月1日が祝日になれば、「国民の祝日に関する法律」第3条第3項の規定により、その両側の4月30日と5月2日が、まるでオセロのように自動的に「休日」にひっくり返る、ということです。
この肝心かなめの5月1日を祝日に制定するかどうかは現在調整中で、秋の臨時国会で特例法案が提出される見込みです。臨時会の会期はだいたい9月下旬に召集がかかることが多く、長くて11月くらいまでかかりますので、決議されるとしたら今年の秋頃になるでしょう。
「最終調整に入った」というコメントぶりは、もうたぶん祝日化するでしょう、楽しみですね~。
天皇陛下譲位のため2019年から12月23日が平日に
2016年リオデジャネイロオリンピックの最中に、今上天皇は生前退位のご意向を表明されました。それを受け、2017年に今上天皇の退位等に関して、皇室典範の特例が定められました。
天皇の退位等に関する皇室典範特例法
附則第10条(国民の祝日に関する法律の一部改正)天皇誕生日を12月23日から2月23日に変更する。
この特例法を根拠に、祝日法の次の部分が改正されます。
国民の祝日に関する法律
第二条「国民の祝日」を次のように定める。
(略)
天皇誕生日 十二月二十三日 天皇の誕生日を祝う。 (←2018.6.28時点でまだ未改正)
皇太子殿下のお誕生日が2月23日ですので、この部分も秋の臨時国会で併せて改正されるものと思われます。
そして、この祝日法の改正を根拠にして官公庁や会社の就業規則も変更され、みなさんは新しくなった就業規則に基づいてお休みできるのです。
12月の天皇誕生日の祝日も、2018年限りとなるわけです。クリスマス前にあったこの部分のお休みはありがたいことでしたが、やっぱり寂しいですね。
皇位継承のスケジュールにより2019年は天皇誕生日がなし
改正祝日法は、新天皇即位の2019年5月1日を基準日に施行されるのではないかと思います。それとも附則がつくのかな。
2019年2月23日時点においては、まだ皇位継がされていないので皇太子殿下はこの時まだ皇太子のままで、天皇の位にはついておりません。このため5月1日の即位時にはお誕生日はもう過ぎていますので、2019年は珍しいことに「天皇誕生日」そのものが消失。
2019年は、天皇陛下と皇太子殿下の誕生日のタイミングから、単純に祝日が1日減るんですねえ。でもその代わり、2019年のGWが10連休になる見込みは濃厚なので、トータルで考えたらおトクなのではないでしょうか。
2019年以降一番直近の天皇誕生日は、新天皇が即位以降はじめて迎える2月23日、つまり2020年2月23日になります。
また、天皇の皇位継承がある年には、「即位礼正殿の儀」というものがあります。これは新天皇が日本国の内外に「私が新しく天皇に即位しましたので国民のみなさん、諸外国のみなさん、どうぞよろしく」と即位したことを宣言する儀式です。
この儀式が執り行われる日もまた休日となります。予定では2019年10月22日(火)です。
2019年は、隅々におめでたいムードが立ち込めています♪ 楽しみです♫
2019年カレンダーの表記方法
さて、天皇陛下の譲位・皇位継承に前後して、一番気をもむのが印刷カレンダー業界です。 今上天皇即位の時も、大混乱でしたね。
ウェブ上のカレンダーの場合は、変更があったらその都度上書きしていけばいいものですが、紙のカレンダーはそうはいきません。見切り発車をしてもしどんでん返しがあったら、その対応はシールを貼るのか、取り替えるのか……。
全国カレンダー出版協同組合連合会は、2017年中から「2018年1月中には2019年のスケジュールを決めて欲しい」と政府に要望を出していました。
印刷カレンダーの製作は、2019年版の場合、
2017年1月から製作開始
2017年12月に印刷
2018年4月頃には全体の40~50%の印刷・製本を済ませ
見本を作って全国の顧客に流すのが通常の作業の流れ
というもので、2年前から制作するというスケジュールなのですね。(参考:日本印刷新聞社)
しかし、現時点においてもまだ2019年の祝日が決定されていないので、全国カレンダー出版協同組合連合会(JCAL)は、2019年版カレンダーでまだ祝日になるかどうかわからない「未定日」については、次のとおりの表記にするように取り決めました。
日付の数字は黒文字で、行事名を赤文字で表記するという対応をとりました。
業界関係者も何十年に1度のお祝いなので、国の方針に合わせて協力していこう、という気持ちで一致しているとのことで、心意気が頼もしいですね。今回は大きな混乱はなさそうなので、良かったですね。
まとめ
2019年は、皇室関係のイベントが盛りだくさんで、とっても楽しみです。
特にGWの10連休はすごいです。
いままで有給休暇を継ぎ足して10連休にできた年はそこそこありましたけど、土日祝日のみで10連休というのは、まずないですものね。
たぶん、来年のGWはテレビに釘付けになるでしょう。
今上陛下、本当にお疲れ様です!