異動内示ゲットのため人事課相談室を利用して状況整理しよう(後編)

前回の続きです。

いやー、人事課って社員のそれぞれの状態や所属の内情をさぐるスパイのようなものなんだなーとはうすうす感じてはいましたけど、現実って露骨ですね……。

長期で病休をとった社員を受け入れる所属などない

ひととおり担当者と話をしたあと、


「昔、おかしな上司にパワハラされた時、我慢しないで倒れてしまえば良かったのかなあ…」


と、ちょっとこぼしたんですね。そうしたら、


「病気で休んではだめ。倒れたらキャリアはそこで終わりです。今年度が頑張りどころですよ」


すかさず言われました。


長期療養で長く休んだ社員を受け入れる所属などどこにもないというのです。それはそれはもうきっぱりと断言されました。


それどころか、受け入れた異動者が、まもなくメンタルなどで長期で休むような事態になどなってしまったら、そこの所属長から裏切り者とまで言われるらしいです。シャバは地獄ですよ…。

だったらモラハラしない上司をちゃんと育成してくれよ。

確かに、今まであちこちの職場でそれらしい人はそれなりにおりました。


(そういえばあの人とかあの人とかあの人とか、今どうしているんだろう…?)


新人の頃まで記憶をさかのぼり、メンタルで休んだ、パワハラが原因で壊れたという噂のあった何人かの顔を思い出しました。そして後日、社員名簿を確認すると、私の顔から血の気がさーーーっと引きました。

その人たち、何年も同じ所属に足止めされたままなんです。10年後の現在も同じ所属に止められたままだったのです。うへー。


倒れてしまった所属から出してもらえない、異動先がないんですよ。飼い殺しです。

人事課は原則に従うだけ

人事課ってあんまり積極的にどうこうする部署じゃないんですねー?


ジグソーパズルの空いたスペースに合致するパズルの一片を、機械的にはめるだけ。そのために、


空いたスペースに適応できる柔軟性や耐久力があるか(固執せずわがままを言わない社畜でいられるか)


一貫して見られている気がしました。

「私たちは、同一所属に3年勤務した社員から、本人の希望を考慮しつつ配置できるよう努力するだけ」

って、きっぱり言ってましたし。


どこかの部からの「引き」があれば3年を待たずにそちらの部署に引っこ抜かれることはままあるものの、人事課直轄の社員となると、この原則からはまず逃れられないようです。

人事課的には、目の前の空いたスペースに、そこの仕事に耐えうる社員をとにかくはめこめられればそれでいい、そこの仕事がちゃんと回りさえすればいい、としか考えていないのです。




フラットでドライでニュートラルでオートマチック。


人材も大事だけれど、仕事が滞りなく回ることも同等以上に大事。


人材は平等に価値があるが、それは同時に、全員平等に価値がないということ。


それが人事課のジャスティス。

だからって委ねろと言われても

…しかしながら、社員を機械的にはめこむのみというのが原則であるとはいうものの、それでも異動後のトラブルを起こさないため、本人の意向も可能な限り配慮されているのです。

本人の意向とは、 


①この仕事をやりたいという希望


②この仕事はやりたくないという希望


③この勤務地に行きたいという希望


④この勤務地には行きたくないという希望  


すべてです。


「この仕事をやりたい!」と熱意を見せてくれる社員は嬉しいですが、それでも勤務地でわがままを言うと希望の仕事ができない。

勤務地はどこでもいいと言っても、あまりに「やりたくない」が多いと、どうしても動かしづらくなります。

つまり、こだわればこだわるほど塩漬けになります。
 

ゆえに、

「動きたいのだったら仕事や土地にこだわるな。いちいち注文付けるから動かせない。どこでもいいと言えない方が悪い。転勤がある職業を選んだのは自分でしょう」

というのが人事課の理屈。

実は私は長年周囲を見ていると、

「私の希望はここでこういう仕事がしたい。後はどこでもいい」と言うことができれば、100%の意を汲むことは不可能でも、本人の希望や経歴を考慮して、60%くらいは自動調節して、希望内容に合致する措置をしてくれる…んじゃないかなァ…とは思ってるんですよ。

でも怖いものは怖いでしょ(゜´Д`゜)。

こだわらずにはいられないものですよ。

昔は男性社員が多かったので、上に「ここに行け」と言われたら、返事はしのごの言わずにハイとイエスとわかりましたのみでしたが、今は女性社員が多くなっています。

彼女らは基本、親元や地元を離れたがらず、転勤を拒否します。

最近は組織全体がギスギスしていることですし、人間関係が原因でメンタルになる社員も続出。

異動を強要して異動先で倒れられでもしたら元も子もない。

あっちにもこっちにも配慮して、完全にジレンマに陥っているのです。


「倒れない社畜で組織を回すしかない」のでしょうね、実態は。

まとめ:次回は夏の終わりに再決戦! 待て次号!!

今まで断片的な情報は聞きかじってはいましたが、聞いていたことと実際に担当者に会って疑問点を直接聞くのとでは、だいぶ事情が違うと思いました。


昔のルールが今は撤廃されている点も聞くことができました。

ともあれ、めでたく「機械的にはめられる駒」とは認定された感じなので、「異動調書を書く8月頃にまた来てください^^」と言われました。

異動希望調書の書き方の具体的なアドバイスが聞けそうです。 印象は悪くない様子ですね。社畜やっててよかった。

しかしこれは…よっぽど慎重に異動調書を書かないと、とんでもないところに再びぶっ飛ばされそうです…。


しかもメンタルで倒れることも許されません。倒れたらキズモノと認定され、引受先がなくなります。今の荒野のような職場で、退職できるようになるまで塩漬けになるしかないのです。

どんな地獄ですかこれ。
私がいったい何をしたというのでしょう。


それでも脱出しなければ始まりません。次回こそ、死ぬ気で脱出しなければ…。

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