どこから書こうかと思いましたが、やはりまともに社会に出たとこのことでしょうか。
中学デビュー、高校デビュー、大学デビューの全てに失敗した私でも、
自動的に成人にはなれるのです。
日本で生まれ育った成人は、概ね
①結婚するか
②就職するか
③ニートになるか
この三択を迫られます。
大学卒業後、私は消去法で③の選択肢を選ばざるを得なくなり、3年近くニート生活してました。
しかし、このままじゃ人生終わるという危機感・恐怖感は常に持っていたことから、就職活動・勉強をはじめ、25歳で就職できました。
私は現在、北海道のところどころに支社や出張所があるお堅めの民間企業で働いています。
就職氷河期なのに・・・今でも謎です、奇跡です。
ある年の4月1日、初めて社会に出る日。
長期間に渡る実親からの自尊心撲滅教育、及びそれに起因するいじめや孤立により、自尊心をこてんぱんにされ、あらゆるパラメータが0に近くなっていた私は、人生で一番美しくある20代のこの時期に、次のような容姿になっていました。
・体重80キロ(しかも自分で太ってると思ってない)
・髪は真っ黒で肩までのストレート
・化粧が下手
・肥満を隠すため黒っぽい服
・太い足を隠すため分厚いロングスカート
・キョドってコミュニケーションがとれない。
・奇妙な愛想笑い
・謝ってばかり
・普通の話題についていけない。
ゲーム「ガンパレードマーチ」でいったら「発言力-50000」からの社会人スタートです。ゲームスタートと同時に即死ですよねこれ。
当時の係の人たち、仕事とは言えよく私と話してくれたなあ・・・。
入社時に筆記試験があったのですが、成績はかなり良かったそうです。
(順位だけなら1桁だった)
そのためか、配属先は、当時出世意欲旺盛な男性が集まるハードな係。
普通の人は、所属長との面談時、行きたくない係を言えと言われたら「この○○係です」と答えるくらいです。
今はだいぶ事情が違ってきていますが、当時は紅一点?のような扱いで、こんな係でも女性を一人配属していたのです。
また、新卒ではないので即戦力として期待もされていたのでしょう。
そんな席にこんなニートあがりで社会性のないデブスが来たのです。
先輩たちの恐怖たるや、想像に難くありません。
賢明なる訪問者諸賢におかれましてはだいたいのお察しはついているものと思いますが、当然のように社会人デビューにも失敗しました。
いや、ほかの会社の面接も受けたんですけど(気力そのものがなかったので、数社しか受けませんでしたけど)、筆記試験は通ったものの全て面接で落とされました。
面接の質問にきちんと回答できないこんなキモオタ、当然見向きもされませんでした。
人は見た目が10割です。
現在の会社は、筆記試験の比重が面接より大きかったから採用されたようなものです。