人事異動の内示なし!大幹部に来年度のことお願いしました(後編)

転勤OK (退職準備中だけど)
残業OK (起業準備中だけど)
昇任OK (生活の目処がついたらすぐに辞めるけど)
の三拍子揃い且つ脂のりのりのお年頃筋金入りの(元)社畜をよくもブッチしやがったな!

現所属に発言力がないからか?!
何が組織のピンチじゃ聞いてあきれるわ!!
この期に及んでひとつの職場に3年ルールを適用している場合なのかよ?
つくづく使えねえ石頭のマニュアル社員どもだなおまえらは!!!
ゴミ!!!!!

今に見ていろその分厚い面の皮にマッハのデコピン5億連打くらわしてくれるわ
くされ人事課アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

悪いことは言わないので時間は厳守しましょう

さてさて、来年の今頃は人事部長起点のトップダウンでどっかんどっかん人事異動を進めてもらうべく、指定された場所へ時間通りに到着しました。
(ま、まあここは普通ですよね^^;)

つい数年前まで、精神科に通院するくらいのダメージを受けた職場でしたし、当時の社員もまだ数人ここに在籍していることから、正面ではなく裏口からこっそり入って行きました。


同僚を見殺しにしたクソどもとすれ違っても、パーフェクトスルーするつもりでした。クソどもにはまず会わないと思ってましたが(会ってもすれ違うのは一瞬なので)、一人だけ見つかってしまいましたね。

この男、この所属の専属の社員としてヘッドハンティングされたと聞いてはおりましたが、しばらく見ないうちに想像以上の勘違い馬鹿男になってました。

髪を逆立てて、ポケットに両手を突っ込み、酔っぱらいの千鳥足でふらふらほっつき歩いていて、本人は「俺の前途、洋々だぜ! イケてる俺、かっこいい…!」という高揚感、ノリノリなリズムは伝わってくるのですが、私の目には酔っ払った雄鶏にしか見えません。

高慢や驕りって人間をこんなにも間抜けにするんですね。怖いですね。
 


こんな阿呆を専属社員にスカウトした上司の顔が見てみたいなあ。

関わり合いになりたくなかったので、身体の向きを変えて視界に入った汚物を速やかに消去しましたが、残念ながらあちらは私に気づいたようです。調子外れな千鳥足がぴたりと止まりました(笑)。

まーそりゃ驚きますよね、私が待機している場所の目の前は、お前が大大大好きな大幹部さまの個室の扉があるわけですし。
はいはいはいスルースルースルーパーフェクトスルー阿呆にはかかわり合いになりたくNEEEEEEEEEEEEEEEE。

秘書さんに再会しました

指定された時間の5分前になりましたので、ドキドキしながらドアノブに手をかけます。

「こんにちは…13時に○○部長に面会を予約していたパルプンテTOMOです」

おそるおそる申し出る、私の目線のその先には、先日かけた電話をおじさんに取り次いでくれた、秘書さんがおりました。

「はい、お待ちしておりましたよ…って、あらら?? 以前、この事務所にいた方ですよね??

いきなりバレました。
私がこの職場に在籍していた時と同じ秘書さんでした。
絶対におじさんとのことを同業者に知られたくなかったっちゅーのに…口止めしたけど、効果あるのかな。
でもまあ、場所を職場に指定されてしまった時点で、無理な願いだったのかも。

手土産の紙包を「あとで○○部長のお茶請けとして出してください」と秘書さんに渡し、奥の個室へ通されました。 
まもなく戻ってくるとのこと。

コーヒーを勧められましたが、おじさんが戻るまでいりません、このまま待たせてください、と回答しました。
※秘書さんの好感度がUPしました!ヽ(*´∀`)ノ

待つこと数分。

ドアの外がざわついてきて、秘書さんが声をかけてくれました。
「部長戻りましたよ~^0^」
き、きた…。

ドアの前までぞろぞろついてきた社員たちにひとまずお帰り願ったおじさんが、胸を張って背筋をぴんと伸ばし、自信に満ちた足取りで、すたすた歩いて入室してきました。


「やあ、久しぶりだね!!」

いよいよ本題に入りましょう

「おじさん、本当にお久しぶりです。2年前はこちらで大変お世話になりました。普段からお付き合いもしていないのに突然のご無礼、大変申し訳ありません。貴重な時間を私のために使っていただき、本当に感謝しています」



「うん!本当に久しぶりだ! 元気だったかな? 今は△△課にいるんだって?」


おじさん、終始笑顔でしたが、現在私が所属している△△課が、どういうところかはよくわかっているはずです。
ましておじさんがいるこの前職場から、△△課に異動したということが、何を意味するかを。

「突然の電話で驚いたよ。君が××市に転勤になったところまでは、身内から聞いていたんだ。 □□町にもいたんだってね?  話をきいていると、んん? なんか人事の話になってきたたぞ? と思ってさ(笑)」

普段陽気なおじさんは、現在は思う存分能力を発揮できる環境で、やりがいのある仕事をどんどんこなしています。肌もつやつや、口調もノリノリで、本当は景気のいい話が大好きなはず。
私も雰囲気を盛り上げる、良い話を手土産に持ってきたかったのですが、私の力不足で、残念ながらそれは叶いませんでした。

多忙な人を前に時間はとても貴重なので、手短に本題に入り、簡潔に以下のことを伝えました。

・自分の意に沿わない形でここから異動になったこと。

・今の職場は、今の仕事を続ける以上やってみて良かったとは思う。しかし仕事が自分に合わず、居心地が悪いので、やはり出たい。

・人事課には昇任も地方勤務もOKだと伝えているが、現在の所属は組織内の発言力が皆無なので、今回も異動がなかった。

・弱小部署ではあるが、今年は私をなんとか外に出そうと相当頑張ってくれたようだ。しかし私の声がどうしても人事課に届かない。今の部署に申し訳ないくらいだ。

・働く意志はちゃんとあるので、所属替えの手助けをして欲しいこと。

を、せつせつと訴えました、ちょっと涙を浮かべながら(77%は本物)。
すべて本当のことを話しました。
並行して退職・起業準備をしていること以外は。

おじさんはちゃんと話を聞いてくれました。
たぶん、私の真剣さを図り、最後にはそれを受け取ってくれたのでしょう。
こういう人は、毎日いろいろな人に会っているので、毎日人物の品定めをしているようなものです。言葉をごまかしてもすぐに勘付かれます。
私の武器は、偽りのない真剣さしかありませんでした。


おじさんは何度か深く頷き、最後にはこう言ってくれました。

「うん。わかったよ。頭に入れておく。秋頃、人事異動の希望調書を出すだろう? それを書いたら、人事課に提出したものと同じコピーを1部、私にください。郵送でも、自宅でも、どこでもいいから。ああ、名刺渡しておくね」

まままままじっすか((((;゚Д゚))))。
こんなに親切にされていいんですか私((((;゚Д゚))))。
いきなりの朗報にうろたえる私(笑)。

「この部屋には、人事部長もよく来るからね。あっちの奥の部屋で、よく内緒話をするんだよ」

などと、ちょっとした裏話もこっそり打ち明けてくれて、しかも

「僕の守備範囲は道央圏だよ。話が通る知り合いがいるからね。 でも、本当に以前いた□□町でいいの? このまま札幌市内で異動もできるし、◎◎市でもいいよ?」

まじまじまじまじまじっすか??!!
予想外の好条件の提示に、すっかり動転してあたふたしていると、


「おいおいおい、しっかり決めておいてくれよ~~~(笑)」

と、陽気な顔でカラカラと笑うのでした。
ああ、こういう人が私の父親だったらなー、と、ちょっとだけ思いました。

おじさんから簡単な経歴や年齢、出身校などをいくつか聞き出されたのですが、たぶん、ツテを当たったり、PRポイントを探るために必要だったのでしょう。
対象のこういう些細な属性からいろいろ手探りしていくんだなあ、と、質問の端々から、人と人とのつながりの重要性を感じたものです。

で、オチはどうなったかというと

「ま、なんにせよ、来年度だね!!」

そんなああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
わかってるけどもう助けてえええええええええええええええええええええええええええええええええええ

また1年かよおおおおおおおおウワアアアアアアアアアン・゜・(ノД`)・゜・となったところで、次のお客様入室の時間になりました~^0^✩という秘書さんのお知らせアナウンスが入りました。

時計を見ると、かっきり13時20分(20分も時間とってくれたんだ(゜д゜)!)。
もう、室の入口のすぐ近くには、次のお客さんが待機してこちらを伺っています…と。

あらららららら、先ほど見かけた酔っ払った雄鶏と、その上司じゃないですか。
馬鹿男をスカウトした上司の顔を見てみたいという願いが、わずか20分後に叶うとは、神様も粋な事しますねえ(爆笑)。

数秒たってどこかで見た顔だと思い出したようで、なんかひきつった顔してましたけど、お前の大大大好きな幹部の親族がさんざん職場モラハラにあっているところを見て見ぬふりして見殺しにしたんだぞお前ら恥を知れ。本当にそのせせこましい股ぐらにちんこ生えてんのか見せてみろオラ。

「あら、お久しぶりです(╬^益^)」

超笑顔で呪いの波動をたたきつけ、「ではおじさん、よろしくお願いします」と最後に一礼し、用は済んだので雄鶏2羽の間をさささささと抜けて、素早く退室しました。

あとは速やかに裏口から出て、無事知り合いとも会わず、青空が見えたところでようやく立ち止まってほっと一息。
あーー疲れたーー。

戦いすんで日が暮れて…

帰宅してからはベッドに倒れ込んでそのまま仮眠をとってしまうくらい疲労しました。
まーとりあえず、けんもほろろに拒絶はされなかったし、必殺女の涙で同情もしてもらえたし、次につながるお返事もいただけました。
戦果としては上々です。
紳士って優しいんですね(´ω`*)。

さてさて、次なるお仕事は、お中元のお勉強ですよ~^^;。

反省点

うーん…涙の量が少なかったなあ…
もっと自在に涙腺を調節できるように私はなりたい。

あと、もう少し後になってから気づいたことですが、ああいう偉い人って、人に会う順番に、きっちり優先順位をつけているんですよ。
あの雄鶏2羽は、人として最低の人でなしの人非人ではあるものの、それでもあの職場ではヒエラルキーの上位1%に入っている社員です。


そいつらの上位に私を位置づけて、先に入室の許可を出してくださったことには本当にありがたいと思いました。
私は血縁を頼りにできない、信用できない人間ですが、この時ばかりは血のつながりというものの力を思い知りました。


仕事で応えられなくて大変申し訳ありません、おじさん…。