貯金を本気で始めた理由は着物の衝動買いで通帳残高が0になったから

こんにちは、セミリタイア目指して一直線の伊達千紘です。

本日のお題は「貯金を本気で始めたきっかけ」。

私は現在、年150万円のペースで貯金を継続しています(実家暮らしだったらもっとペース早かったんだけどなあ…)。

昔から貯金体質ではあったのですが、当時の手取り年収を確認しても、いきなり「年100万円」は、けっこうハードル高かったと思います。

このハードモード設定、一体何がきっかけだったんだっけと思い返してみたら、そうだ思い出した、着物です。

もともと貯金体質だったけど一瞬の気の迷いが…

私はもともと貯金体質で、大学時代のアルバイト代も全額は使わず、少し残して貯金していく性格でした。

「経済的不安定が精神的不安定に直結するタイプ」なので、預金通帳の残高が多ければ多いほど余裕が出て性格が良くなります(笑)。

就職して配属された係は万年繁忙期みたいなところでしたが、そのぶん残業代がけっこう入ってきて、就職前後のいろいろ物入りな時期を過ぎても、入社2年で100万円近くを貯金できました。

きもののや〇との凄腕セールスマンに捕まる

繁忙期が終わり、一息ついた時期でした。

この頃、ある程度ダイエットに成功しつつあり、着られる服の種類が増えてきていたんですね(笑)。

ゴキゲンで札幌の地下街を歩いていた時、以前から少しだけ興味のあった和服屋さんをちらっと覗いてみたんです。

もともと日本文化は好きだったので、「和服美人()」に憧れていたんですよ当時。

そうしたら、店の奥から男性販売員が声をかけてきて、あれよあれよという間に店の奥に連れ込まれて営業スタート。

今でも印象に残っていますが、とにかくこの男性販売員、セールストークが非常に上手。

本州出身の人で、あああちらの人ってなんかもう営業スキルが北海道民と根本から違うんだなあ、としみじみ感じたのを覚えています。

訪問着フルセット購入して通帳残高がゼロに

知ってる人は知ってると思いますが、着物は小物が多く、まともに着物を着ようとすれば、様々なグッズを揃えなければなりません。

着物本体は言うに及ばず、帯、襦袢、着物用下着、足袋、裾除け、腰ひも、襟芯、半襟、伊達締め、帯枕、帯揚げ、帯締め、帯どめ、和装バッグに草履セット……。

当時は実家と行き来があったため、着付け用の細かいものは実家にあったものを使えましたが、ほとんどすべてを新品で揃えてしまい……orz。

よせばいいのに羽織も購入、羽織紐や帯どめのアクセサリーなども、勧められるままシャレオツ(死語)な高い品にグレードアップ。

総額が100万円くらいだったでしょうか。

この男性販売員、世間知らずでNOと言えない毒親育ちを褒めて讃えて丸め込み、たった2~3時間で100万円売り上げたんですよ(笑)。

もともと着物なんか購入するつもりも予定もなかったのに、営業トークの口車にうまく乗せられすっかりその気になり、あっさりと財布のがま口開いてしまった私ったら本当におバカさんっ☆

さて支払いの段になり、困ったことが起こりました。

当時は夏か冬のボーナス前で、少し貯金額が代金に足りなかったんですよね……貯金額は確か80万円くらいだったと思います。

通帳から出せるだけを払い、足りない分はけっきょく割賦払いに。

この時はクレジットカードは持っていたかもしれませんが、使っていなかったと記憶してます。

割賦払いのための、複写式のなんだかめんどくさい複雑な書類にいろいろ記入したっけ。

翌月、引き落とし日がくるのですが、当然のように残高80万円かーらーのー、

残高 ¥0

……………

………

……

わかっちゃいたけど

ぎゃああああああああああ(ФДФ;ノ)ノああああああああああああああ

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着物を活かせてるなら救いはあったけど

こうして書いてると私バカですね、物を買ったらお金が減るのは当然なのに。

しかし、月星座おうし座(お金に強い関心があるタイプ)の私にとって、コツコツためた約100万円からの急転直下は大ショック。

「¥0」の破壊力の凄まじさよ。

さらに私を打ちのめしたのは、大枚はたいて買った着物のその後です。

実は、

あれからあの訪問着はまったく着てません!!!

購入した時に試着だけしてそのままずっとほったらかし。

購入してから現在まで約20年間、この訪問着は現在も社宅の押し入れの、ひときわ大きい段ボールに納まっています。

後年、少しだけ茶道を習ったのですが、社中でお茶会を開催したって訪問着なんてお客さん側が着るものなので、もてなす側はそんな気合いれなくてもいいものだったのですorz。

趣味より仕事優先の日々だったので、脳のリソースは仕事にほとんどさかれしまい、趣味だの料理だのにかまけている余裕などまったくありませんでした。

そしてこの「段ボール」っていうのが、もう着物に申し訳なくて……。

本当は、ちゃんとタンスに保管したいんですよ。モノはいいのでね。

時々虫干しするのですが、そのたびに思うのです、着物は基本、持ち家がないと楽しめないものなんだなあと。

「しっかりしたタンスを安置できる持ち家」を持って腰を据えて、それから楽しめるものだったんです。

着物は定住民のための民族衣装で、私のようなスナフキン属性の人間が味わえるものではないと思います。

よっぽどの着物フリークなら話は別ですが、「なんとなく趣味で」なんてふわふわした動機で、独身の賃貸暮らし、ましてや転勤族で親の援助がない貧乏人が、着物なんて落ち着いて管理できないんですよ。

着物を楽しめる環境になんかなかったのに、その場の勢いで買ってしまった結果、着物も、代金の100万円も、ただの「死に金」になってしまいました。

まさにムダ金使いの典型例。

でもこの経験がなかったら、どこかでちょいちょい無駄遣いして、今のような貯金はできなかったと思います。

散財しなければわからないことってたくさんありますが、いやーいい勉強になりました……100万円の勉強代……。

虫干しするたびに、着物に戒められてる自分がいます……。

ひとりごと

着物の世界って果てしなくて、本気でハマればすごい金額が必要です。

だいたい、実家の着物は母親から娘に継がれるものですが、後年、実母は着物をリサイクルショップに二束三文で売り払ったため、私にはこういう『実家の文化資本』みたいなものがありません。

和装の知識や基本教養が身についたのは良かったと思いますけどね^^;。

まとめ:通帳残高ゼロは天国行きか地獄行きかの分岐点

この時の100万円を失った痛みの反動で、私は貯金する天国コースに、全力でハンドルを切ることができました。

ここでカードローンとかに逃げ込まなくて良かった良かった^^;。

貯金っていうのはのちのち投資…つまり「お金の生る木」を育成するための種もみのようなもの。

種もみまで食べちゃったら翌年は餓死です。

通帳の預金残高を見て「ぐえっ」となったら、1年間我慢して種もみを備蓄しておくか、それまで食べちゃうかで、老後の未来が決まるといっても過言ではありません。

まさに天国か地獄かの分岐点。

世の中、せっかくためたお金をあっさり失う方法はたくさんありますが、テッパンは以下の通り。

1 異性

2 ギャンブル

3 お酒(アル中だったり飲み屋歩きだったり)

服で自己破産は少数派かもしれませんが、ここ10年でリボ払い地獄が勢力拡大してますしね。

そもそもこんな昔のことを思い出したのは、名作『闇金ウシジマくん』を最近読んだから。

「オサレエンペラー」を目指して借金を重ね、好きな女の子さえ薬漬けにし、ヤクザに関わって転落していく「センターT」こと中田くんを描いたエピソード「楽園くん」。
(左側:16巻、右側:17巻)

こちらが地獄行きコースになります。

↓↓↓

G10(ゴト)のクズっぷりがもう笑うしかないくらいだし、バイト仲間のノブさんなんて、まっとうに就職できなかった場合の私の姿そのもので、もう泣ける(´;ω;`)ウゥゥ。

漫画なので少し極端な表現ですが、中田くんと私は着るもので見栄を張りたかったという根っこは一緒だったので、何となく気持ちはわかります。

服で承認欲求を満たしたかったんですね……私も20代後半だったのでそれなりに虚栄心は強かったですが、そんな虚飾、通帳残高ゼロの衝撃の前には無力でした。

身なりを整えるのは大事ですが、貯金の方が100倍大事!

通帳残高がゼロになったら、カードローンやリボ払い等の人生泥沼コースを進まず、貯金して人生V字回復ルートに軌道修正しましょうね。

着物は今も好きなので、着物を楽しむのは、もっと後になってからにします。

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